【2020年12月13日】高分子未来塾の舞台裏


2020年12月13日に「高分子未来塾: ユース academia ゼミ」を開催しました。

古川先生が塾長を務める高分子未来塾のシンポジウム形式のイベントです。

選抜された高校生による研究発表、自宅でもできる化学実験、

若手技術者・研究者とのぶっちゃけトーク交流会などが行われました。

  • (イベントサイト)高分子未来塾: ユース academia ゼミ

  https://www.spsj.or.jp/event/youth/index.html


バーチャル会場

今回はコロナウイルス(COVID-19)の影響を考慮してオンライン開催とし、

各自が自宅や学校などからそれぞれバーチャル会場へアクセスし参加しました。


発信拠点は、古川先生の管理する日本科学未来館の

「知的やわらかものづくり革命」プロジェクト居室を事務局としてLIVE中継しました。


今回予算を奮発したバーチャル会場をご紹介します。

下記画像から非常にリッチな会場であることが伺えます。。。!

実際は人が動いています
展示会場入り口の様子
「やわらかゲル」の展示ブースの様子(実際は下にスクロールできます)
発表会場入り口の様子
発表会場の様子(「Join」ボタンをclickすると参加できます)


発表会場ではプログラムと時間が確認でき、定刻になるとZOOMに参加できる仕組みです。

バーチャル会場の提案から実行まで、寝ずに準備して下さったGalipon Josephine先生、

ありがとうございました!

研究発表会

研究発表会では選抜された高校生が口頭または動画での発表を行いました。

発表タイトルと参加高校の一覧

火薬と紙それぞれの種類によって線香花火の燃焼時間は変化するのか山形県立東桜学館高等学校
カゼインプラスチック大阪府立三国丘高等学校
原子を結合する力近畿大学附属和歌山高等学校
ハイブリッド紙の作成茨城キリスト教学園高等学校
環境中の細菌が放出する気体状の植物生育促進物質広島県立西条農業高等学校
Riceticをつくろう!山形県立東桜学館高等学校
おいしいパスタが食べたい!京都教育大学附属高等学校
安全な薬を目指して近畿大学附属和歌山高等学校
多孔質構造を有する生分解性プラスチック成形品の作製と物性評価山形県立米沢興譲館高等学校
宇宙空間での食事における幸福感~3Dフードプリンターで宇宙空間におけるストレスを軽減~広島県立西条農業高等学校
下剋上!エバンGELイオン山形県立鶴岡中央高等学校
ウイルス近畿大学附属和歌山高等学校


タイトルを見ているだけでもわくわくしてきます!

発表してくださった高校生の皆さん、ありがとうございました!

プログラム

当日は、研究発表の他にも内容盛りだくさんでした。

当日のプログラム

8:45On-line会場開場
9:00開会のあいさつ(会長 秋吉一成 京都大学)
塾長のあいさつ(塾長 古川英光 山形大学)
自己紹介(参加者全員)
9:30日本科学未来館の紹介(伊達雄亮、ジブリ エムデイ ナヒン イスラム、岸礼子)
高分子ってなに?(レンジャー 澤田敏樹 東京工業大学)
バーチャルカンファレンスシステム利用のための講習会(レンジャー ガリポン ジョセフィーヌ 慶應義塾大学)
10:30研究内容紹介ブース解放
11:25研究発表会(選抜高校生)
12:30Lunch Time
13:30実演実験(レンジャー 増田造 東京大学)
14:00新進気鋭若手研究者による講演(レンジャー 酒井崇匡 東京大学)
14:30Moving LABぶっちゃけトーク(レンジャーたち)
16:30優秀発表表彰



プログラムの午後、オンラインでの「実演実験」はどのように実現したのでしょうか?

高分子学会の高分子未来塾担当の中島由恵さんが各参加者に事前に実験セットを郵送し、

増田造先生の和やかな先導に習い実験が行われました。

内容はマジックペンのインク色素を分解する「クロマトグラフィー」を基礎とした実験です。

画面越しに結果を見せ合ったり自由で楽しい実験の時間となりました。

ペンやろ紙を変えたり独自に色々試した人もいました。

実験イメージ(増田先生)※高分子未来塾Webサイトから引用



また、技術者や研究者、大学の先生で結成された未来塾レンジャーと、

高校生を始めとする参加者が少人数で対話ができる「ぶっちゃけトーク」の時間もありました。

これは、高分子未来塾の十八番なのです!

各トークルームに分かれて少人数で行われたので、参加者同士の距離もぐっと近づいたようでした。

実は、このぶっちゃけトークルームの振分けは、佐々木善浩先生が

人数や所属分布のバランスを見ながら「富岳」にも劣らぬ超高速回転でさばいていたのです!

※富岳 … 理化学研究所の京の後継となる、日本のスーパーコンピュータ


初のオンライン開催で、音声が聞こえない、ハウリングが起こる、など

「あるある」トラブルも発生しましたが、

自然と助け合いやフォローの場が生まれ絆の深まる会となりました。


これからも様々な形でカガクの魅力を発信し、その未来に科学者を目指してくれるような

素敵な機会や空間を生み出せるようなアウトリーチ活動に邁進していきます。

ご支援よろしくお願いいたします!



今回の記事作成は、高分子学会の中島由恵さんにもサポートを頂きました!

中島さんありがとうございました!

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