山形大学フェイスシールド「Yamaガード」


工学部で製作したフェイスシールドを医学部附属病院に提供開始
~強みの3Dプリンター・高速生産技術で、医療現場の資材不足へ学内連携~

山形大学では、3Dプリンターによる加工技術と研究が強みである工学部(米沢市)で製作した「医療用フェイスシールド」を、医学部附属病院(山形市)へ提供する学内連携を開始しました。 医学部附属病院は、新型コロナウイルス感染症への対応を行いつつ、がん治療などの高度医療を提供する特定機能病院としての役割を果たしています。マスクや防護服などの医療資材が全国的に入手困難となっていますが、医学部附属病院でも同様の問題を抱えており、ゲル素材や介護食など、3Dプリンターで先端研究を進める工学部(古川英光研究室)にフェイスシールドの製作を依頼しました。そして工学部では新規開発を行い、附属病院へ第一弾の学内供給を始めます。総合大学である強みを活かし、本学が一丸となって、医療の最前線を守ることで、県民の皆さまに安心・安全な医療を提供して参ります。(令和2年(2020年)4月30日の山形大学プレスリリースより)

【製作から提供までの流れ】
▶4月14日:医学部附属病院から医療用資材不足に対して、工学部(3Dプリンティングを研究する古川研究室SWEL)へ製作と提供を打診。
▶4月15日:古川研究室(SWEL)でフェイスシールドの製作を開始。
▶4月25日:フェイスシールドの試作モデル5個 が完成。医学部附属病院で試用・確認。
▶5月1日:医学部附属病院へ、約 100 個を第一弾として供給。今後も製作を継続予定。

※ 今後は使用状況を確認しながら、5月末までに約1,000個 のフェイスシールドを継続的に供給予定。
※ 製作能力の限度と資材の調達難から、外部機関(地域の病院など)への供給は現時点では予定しておりません。

【古川から一言】欠畑教授からお声掛けを頂き、現場の情報提供や開発への熱いアドバイスで、川上勝准教授が3Dプリンターとレーザーカッター等を活用して、超短期間の試行錯誤で、迅速設計と高速生産を実現しました。米沢を発祥の地とする帝人株式会社様より高透明PC(ポリカーボネート)シートの提供を受け、川上先生の設計したフレームで製作した、山形大学オリジナルモデルになります。既に設計データはWEB上で公開し(Facebookの「3D PRINT FACE SHIELD」グループ)、山形発の新型コロナウイルス対策の事例を発信するとともに、今後も改良、地域の学校や企業との連携を進めてまいります。

Yamaガード Type A

山形大学フェイスシールド
Yamaガード Type A
・Yamaガード Type A は、一般向けを想定して作りました。
・メガネをしたままでもご使用いただけます。
・ゴーグルとの併用向けには、Yamaガード Type G を作っています。

製作したフェイスシールド

公開データ
20200430_新フレームデータ
川上勝先生のFacebook公開グループ3D PRINT FACE SHIELDへの投稿(4/29)も参考にしてください。

公開データ
20200423 レーザーカッターシールド 公開データ
川上勝先生のFacebook公開グループ3D PRINT FACE SHIELDへの投稿(4/23)も参考にしてください。

Yamaガード Type G

山形大学フェイスシールド
Yamaガード Type G】
・Yamaガード Type Gは ゴーグルをつけたまま使用することを想定して作りました。
・一般向けのTypeAと作り方は同じです。フレームの形や透明シート(ガード)などの部品の大きさだけが違いになりますので、TypeAの説明にしたがってご使用いただけます。

Yamaガード Type G のプロトタイプ

本取り組みについての報道

山形大工学部、フェースシールド作製着手 医学部付属病院へ供給
 山形新聞ニュースオンライン 2020年05月01日 10:53

大学病院で足りない医療物資、工学部で生産 山形で開始
 朝日新聞デジタル 2020年5月6日 10時30分

山形大学 ライフ・3Dプリンタ創成センター